塾選びのポイントは自習環境 保護者も安心できる塾の自習スペースは中学生に最適な学習場所です

個別指導塾で自習 塾情報

個別指導塾、集団塾にかかわらず、どこの塾でも授業以外に勉強できる自習スペースがあって、自習スペースを設置する理由は「成績を上げる」ことに効果があるためです。

いくら質の高い授業を受けても、丁寧に教えてもらっても、それらを自分のものにして、成績に結びつけるには反復復習が必要で、その反復復習の場を塾が提供するのは自然なことだと思います。

逆にいえば、自習スペースを提供していない塾は選択肢から外してもいいでしょう。

ここでは、塾以外にも図書館など、保護者が安心できる勉強場所と、塾選びと自習ブースの関係についてお伝えしたいと思います

自宅が一番安心安全、でも自宅が一番集中できない

自宅は保護者の目の届く場所で勉強机もあって、教科書類も手の届くところにあります。

人によっては、自分専用の部屋で誰にも邪魔されず、エアコン完備の快適な環境でしょう。

こんな素晴らしい場所ですが、自宅というのは余程追い込まれない限りなかなか集中して勉強できる場所ではありません。

そもそも自宅というのはくつろぐ場所ではないでしょうか?

自分の好きなものや楽しいものを集め、くつろぐためのものを集めた自宅で、本当はやりたくもない勉強を集中しておこなうのは難しいと思います。

大人でも、仕事を家に持ち帰った経験のある方はその気持ちがわかりますよね。

公共の場所で勉強

図書館を利用する

静かで集中できるのは図書館の学習コーナー(自習コーナー)や学校の図書室ですね。

ただ、学校の場合休日は使えないのでやはり図書館ではないでしょうか。

熊本市の場合、大江の中央図書館は2階が学習室になっていて土日も利用できます(休日は基本月曜日)。

その他各地域の公民館の図書館にも学習コーナーがあり、静かではありますが、椅子や机の設備はあまり期待しない方が良いと思います。

熊本市で一番のおすすめは熊本駅前の森都心プラザ図書館です。

机や椅子はしっかりしていて、机の両サイドについたてがあるので集中して勉強できます。休館日も月1回だけなので行ける環境の方は是非試してください。ただ、土日祝などは早めにいかないと満席になる可能性もあります。

森都心プラザ図書館の詳細はこちらをご覧ください

(森都心プラザ図書館ホームページ)

飲食店やイートインスペース

平日夕方や休日などはマクドナルドなどで勉強している中高生をよく見かけます。

スーパーなどには、店内で購入した飲食物を食べることができるイートインスペースがあって、そこでも中高生が勉強している姿をよく見ます。

学校から近い、家から近い、友達と一緒にいられる、子供たちにとっては一見最適のようですが、不特定多数の人間が出入りして安全面に不安がありますし、何より店側からすれば、勉強場所に使う学生は長時間場所を占拠される迷惑な存在なのでお勧めできません。

受験予備校や学習塾を利用する

受験予備校や学習塾に通っている人の勉強場所として、受験予備校や学習塾は図書館と並ぶおすすめの場所です。

というより、毎月授業料を支払っているのならここ一択です。

図書館であっても不特定多数の人間が出入りすることは可能ですが、予備校や学習塾はそこに在籍している人しか入れないはずです。

保護者からしても一度は行ったことがある場所で、責任者(職員)のことも知っているはずなので安心できます。

そういったことからも、塾を選ぶ際はこの自習利用を念頭に置いて決めましょう。

お金を払うことで使える場所なので、その自覚があれば集中できますし、周りにいる人も勉強することが目的で来ているので最も適していると思います。

学習塾は自習室を使うことをどう考えているのか

本当に生徒の成績向上を第一に考えている塾なら、自習利用は歓迎すべきことですし、少なくとも私は自習利用を中心に置いた塾運営を心がけていました。

ただ、そういった塾ばかりではないのは確かです。

自習利用を推奨していない塾の特徴

塾というのは、会員制ビジネスの一つです。

スーパーや飲食店のように、いつ来るやもわからないお客様を待つようなものではなく、決まった曜日の決まった時間に来店することがあらかじめわかっています。

そのため、その気になれば特定の曜日にスケジュールを集中させることも可能で、講師が出勤できるスケジュール調整のためにそういったことをする場合もあります。

つまり、その気になれば特定の曜日時間に授業を入れて、それ以外は休みにすることも可能になるので、いつ来るやもわからない自習利用を推奨していない塾もあります。

先日、とある個別指導塾の入り口ドアでこんな張り紙を見ました。

 

<今週の開館スケジュール>

〇月〇日(月) 16:00開館 20:00閉館
〇月〇日(火) 18:00開館 21:30閉館
〇月〇日(水) 15:00開館 19:30閉館
〇月〇日(木) 休館日
〇月〇日(金) 16:00開館 21:00閉館
〇月〇日(土) 18:00開館 21:30閉館
〇月〇日(日) 休館日

開館中は自由に自習室を利用できます

この張り紙をメモして、これに合わせて自習しにくる生徒がどれだけいるでしょうか?

ポスターには「自習室完備」「開館中はいつでも利用できます」と書いていましたが、こんな塾の自習スペースを利用しようと思いますか?

この塾は自習利用を推奨していないことがよくわかります。

自習利用を推奨している塾の特徴

基本は、開館時間と閉館時間を固定している塾です。

だいたい学校が終わるのが15時半~16時くらいですから、学校帰りの利用も考えて16時には開館しているはずです。

あと、塾によっては自習に来ることをスケジューリングしているところもあります。

例えば、授業があるのは月曜日・木曜日、自習で来るのが火曜日・金曜日は絶対で、できるだけ水曜と土曜も来てね、みたいな感じです。

中学生に自主性をもって勉強することを期待するのは無理があるので、成績向上のためには半強制的に学習環境を提供することも必要だと思います。

学習塾の自習ブースはどんなところ?

塾の自習室は基本「勉強以外することが無い」空間になっているはずです。

できれば、机の両側についたてが付いていて隣が見えない机を使っているところがいいですね。集中力が格段に上がりますよ。

ついたて付き机

もう一つ、自習担当講師を配置している塾があれば最高です。

基本は自習環境の見張り番の役割ですが、ちょっとした質問には応えてくれるのでお得感もあります。

塾での自習利用まとめ

塾では、問題の解き方、設問の見方、覚えるべきものといった正解に近づくためのレールを敷いてあげることはできますが、そこをいかにスムーズにどんなスピードで走るのかはやはり本人次第で時間がかかるものです。

人によって記憶力には差があって、一度見聞きしただけで覚えてしまう人もいますが、覚えたことを定着させるにはやはり復習の時間は必要です。

学校で習って、塾で理解して(逆の場合もありますが)、自分でそれを定着させる。

それをするための時間と場所は、成績向上にとって大変重要になります。

最近の塾の広告は、タブレット授業やAI授業のような、ツールが前面に出ている傾向がありますが、自習学習の指導と場所を提供してくれる塾を選ぶことができれば、成績向上の近道になると思います。

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